ビーズクラフト用品や関連のセンスの良い小物を扱ってらっしゃる
ファッション業界の人間の1人として
ありがたくも、、心がチクッと痛むメールをいただきましたので、
ご本人のご了承をいただき公開いたします。
佳音様のお仕事は、わたくしにとって とてもめずらしく感じました。
服は街に出ればいくらでもあふれるぐらいにあるのに
気にいった物が選べなくて もう なんどバーゲンに行っても
買ってこない日ばかりなのかしら?
と思う事があります。
サラリーマンを長くしておりましたので もう サラリーマンの服が着たくなくて
では、ちょっとくらいはじけた服を着たいと思いますのに これがまた
型にはまったサラリーマン生活が長かったせいでしょうか?
探せど探せど・・・思うブランドが見つかりません。
そして 毎日 ユニクロスタイルで仕事をしております(笑)
また、ご相談させて下さいね。
これ、同じようなお悩みをよく伺いますし、
実は…私も感じます(爆)切ないです。
私は第1原因は
ズバリ、供給不足!
だと思います。
街にはいっぱい服があるのに…
そ~うなんです!
でも、10代後半~30代前半くらいを
ターゲットにして企画・編集された服が圧倒的なんです。
服を企画するとき、ブティックを編集するときには
ターゲット、コンセプトを決めて、
それにあてはまるイメージモデルを設定し
そのモデルのクローゼットとしてアイテム展開するのが一般的なやり方です。
お店のインテリア、什器、ショッピングバッグ、販売スタッフも全てそこから割り出されます。
服作り、店作りにはたくさんの人が関わるので、
適当にやっているとどんどんブレて、わけがわからないお店になってしまうからです。
(ありますよね…たまに)
売れてるものを集めるだけで、売れるお店にならない理由はそこにあります。
10代後半~30代前半に関しては
様々なコンセプト、イメージで提案するお店が存在し、
ちょっと情報収集すれば、かなりの確立で自分のなりたいイメージに近いイメージモデルを設定しているお店に出会えます。
(多すぎて何を選べばいいかわからないというお悩みにはまた別に触れますね)
後はサイズの問題だけです。(これも結構現状では問題大なのですが…)
しか~し、
30代後半からは、ぐっと選択肢がせばまります。
いきなりハイブランドかワンマイルウェア(ご近所服)の世界に突入です!
20年前なら、30代後半~40代で仕事をしている女性=ハイブランドを着るキャリア
それ以外は、主婦だったかもしれませんが、
今は、そんなことないですよね?
私は以前小学館のドマーニで“1ヵ月コーディネイト”の企画を2度担当させていただいたのですが、テーマに沿ったリアルモードを追求するため、
小物は、上質なハイブランドのものを中心に集めましたが、
服はオッジに登場するブランドとほとんど同じものを使いました。
多少スカート丈が長めのものをコーディネイトしたくらいです。
雑誌なら同じブランドの同じアイテムでも、大量の候補から厳選したコーディネイトと
モデルさん、撮影の仕方で違うイメージを演出できるのです。
しかも、30代の雑誌といっても、
必ずしも30代のモデルさんを使っているわけではありません。
(光文社系雑誌の人気の秘密はそこにありますよね。)
現実はどうでしょう?
今の30代40代が若いといっても、20代と同じ服はハードルが高すぎるのではないでしょうか?
大体、20代をイメージモデルにしたワードローブを
フルコーディネイトそのまま着るのは無理がありますし、
おそらくそのイメージモデルをそのまま受け入れたい人は
少ないのではないでしょうか?
人生経験積んでますし。20代の部下がいたりもするでしょうし。
隠れ30代、40代ブランド、ブテックというのは存在します。
でも、それは、ショップ展開してみると意外と30代、40代に受けたので、
サイズを広く展開することにしました…という感じで、
売り場やお店が20代向けの場所にあり
一見すると見分けがつかないのです。
(そういうお店をパーソナルスタイリングのときご紹介しますね)
大きな声で胸を張って、「今の30代、40代のためのお店です」とうたってくれる
センスが良く、価格もこなれたお店がいまだ少なすぎなのです!
業界サイドも同じパイを取り合ってる場合ではなく、
(エビちゃんはいいから!)
もっと、もっと、未開発なマーケットに目を向けていただきたいものです。
3ヶ月ほど前に、最近創刊した40代向けの雑誌に営業に行って来たのですが
編集の方が
「読者は今の雑誌に満足していないです。」とおっしゃりながら
できたものは、超ハイブランドのオンパレード
そりゃあ、素敵だけど…広告のスポンサーのからみがあるんだろうけど…
読者の満足度は!?
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