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2008年8月18日 (月)

ダンディズム

通っているスポーツクラブに、
いわゆる“おばあちゃん”世代の方で素敵だな~と尊敬している方がいます。

彼女は、ダンスのクラスでは、
ラメやラインストーンのついた黒いTシャツに黒いパンタロン、
頭には黒いターバンを巻き、
赤い口紅、バッチリメイクでキメてらっしゃいます。
(バレエや社交ダンスの先生のイメージ)
そのスタイルで、無理することなく、ごくマイペースに楽しく
レッスンを受けていらっしゃる様子に
いつも元気をわけていただいています。

ジムにいらっしゃる際も、華やかで、若い人が着ると派手なくらいの
格好をされているのですが、
それが、嫌味じゃなく、洗練された感じでおしゃれだなぁ~と感心させられます。
(おそらく、海外生活が長かったんじゃないかなぁという感じです。)

私     「○○さん、いつも素敵ですね!」
素敵な方 「ありがとう~。おばあちゃんになったら、頑張って明るい服を着ないと、
       みすぼらしくなっちゃうからね~。」

私の大学の卒論は
『平家物語の美学』(かっこつけすぎで、先生の失笑をかいましたが…)。
栄華を極めた平家が滅び行く過程で垣間見せる
“滅びの美”がテーマでした。

なかでも、斉藤実盛という老武者のエピソードが私は大好き…というか
何度読んでもしびれるのです。

彼は元は敵方の源氏だったのですが、運命に導かれ、
敗色の濃くなった平家につくことになります。
これが最期という戦のとき彼は、
若い者に遅れを取りたくないが、年甲斐もなくみっともない姿もみせたくない
と言って、髪を黒く染め、ひときわ勇壮華やかな出で立ちで出陣するのです。
そして、かつての味方だった源氏と勇敢に戦い、首を切られます。
勝方の首検分で、「この首は実盛だと思われるが、70歳は超えているのに髪が黒々している。本当に本人か?」といぶかしがられ、洗ってみると、髪が真っ白だった。
それを見た敵方(かつての味方)のものたちは、涙にむせんだ。

とまあ、そんな話です。
これが、語り物(by 琵琶法師)なので、その語調がまた
ほんっとに泣かせるんです。

なんというサムライ魂!
ダンディズムの極みだと思います。

スポーツクラブのおばあちゃまに
サムライとかダンディとかほめられないのが残念(苦笑)ですが、
同質の意気地を感じます。

装うことがその人の生き様を表現する

おしゃれは深いです。

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