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2010年4月29日 (木)

プレシャスの感想

観てきました。 映画『プレシャス』の過去記事は→コチラ

人種差別、貧困、文盲、虐待、近親相姦、障害児、エイズ、
福祉の制度問題、
コンプレックス、母娘の葛藤…

今、この世界に確実に存在する
現実のダークサイドをこれでもか、というほど
見せつけられます。

でも、なぜか、どん底の気分に終わらないんです。

不条理極まりないラストのはずなのに…。

『プレシャス』は、原作も、スタッフもキャストのほとんども黒人という
いわゆるブラックムービー。

この作品でアカデミー賞の助演女優賞に輝いた
母役のモニーク自身が兄から性的虐待を受けていたという報道も
あり、「かわいそう」「今の自分の幸せに感謝しなくちゃ」などという
生易しい感想が出るようなヤワな作品では決してありません。

観た後にその不思議な感覚に
なぜ?と理由を考えさせられ、
そのうち、暖かな優しさに心が満たされるのを感じて、
この映画の底力を思い知らされました。

「私のことを何もわかっちゃいないくせに!」
「誰が私を気分良くさせてくれるっていうの!?」

愛を得られないことに苛立ち、
プレシャス(宝物)と名づけた愛しいはずの娘を
憎しみ続けることでしか、生きてこれなかった母が
あげる悲痛な叫び声。

鬼のように見えた母の悲しみは
女性ならきっと、誰もが経験したことがある痛みそのもの。

その闇に、プレシャスが灯す一筋の明かり。

それこそが、まぎれもない“愛”であり、
その生き様が観るものに救いをもたらすのだと胸が熱くなりました。

人生に迷って、元気をなくしている人にとって、
きっと、最高にプレシャス(貴重)な贈り物になるはず。

悲しくて愛しい―本当の豊かさに満ちた映画heart

335599_001              容姿にコンプレックスを感じつつも、
              髪をカールし、精一杯おしゃれするプレシャス。

              335599_005                 プレシャスの好きな色は黄色。
                ヘアバンドとTシャツをお揃いに。
                自分を愛そうとする気持ちと
                彼女の心の強さが
                ファッションからも伝わってきます。

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