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2010年4月20日 (火)

着るということ

着るということ

初版発行は17年前。

この本は、今読んでも色あせない―、
むしろ、何でもありの混沌とした今だからこそ、
輝きを増している本といえるのではないかと思います。

ファッションは買うもの、金のかかるものと考えているうちは、
本当に心地いいファッションは身につかない。
ファッションとは才覚で着るものなのである。


確かに、お金で、流行服の旬なコーディネイトを一揃い買うことも、
スタイリストに頼むこともできるけれど、
それでは、埋めきれない“何か”が確かにあるんですよね。

販売員さんやパーソナルスタイリストは
あくまで、その方のベストの着地点を見つけるのをお手伝いする
サポーター。
より良いサポートを受けるためには、
自分で、自分の心と外見を冷静に見つめる意識が必要です。

日本の着物の場合、ベストドレッサーとは1枚でも多くの着物を持ち、
あらゆる機会をとらえて着替えることであるが、
洋服を着る人(特別の職業をのぞいた、とくにヨーロッパの一般の人たち)にとっては、
着こなす感覚が勝負であって、服の数など目ではない。
センスを磨くということが、服の数をふやすことよりもだいじなのである。



耳の痛いお言葉です。

豊かさに対する価値観も変化しつつありますし、
環境問題ー不用品の大量廃棄による問題も深刻さを増しています。
「パンがないなら、お菓子をお食べ。」
と、ノーテンキだったマリー・アントワネットのように、
世の中の流れにいつまでも無邪気でいるわけにはいきません。

『着るということ』で語られているような、
服を着こなす感覚を大切にするというありかたは、
これからの時代に幸せなファッションライフを送るための、
道しるべになるのではないでしょうか。

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